白大島紬の黄変しみです。
他店でしみを見てもらったそうですが、しみを抜くことができないという事で、ご着用ができないままタンスに眠っていたそうです。
とてもお気に入りのお着物であきらめることができず、改めてしみ抜き屋を探していたところ、ネットにて当店をみつけお見積もりのご用命を頂きました。
とても目立つしみですが、しみが付いた当初は透明なしみのため、しみが付いていたことが分からなかったのだと思います。
お時間の経過とともにしみが生地を酸化させ、黄色く変色したしみになってしまいました。
白大島の黄変しみをしみ抜きすることは、とても困難な作業です。
絣模様がにじむため、黄変を抜くような強いしみ抜きができない為です。
過去のブログにも書きましたが、当店でもしみ抜きでご着用できるまでに薄くすることができず、柄足しでのお直しを勧めた事例もあります。
今回は試験的にしみ抜きをしたところ、絣模様もそれほどにじむことなく、綺麗に黄変を抜くことができましたので、しみ抜きでのお直しをお勧めしました。
ほとんど分からなく、しみが抜けたと思います。
当店にしみ抜きを依頼しなければ、着ることができなかったお着物です。
しみが取れずあきらめた、そのお着物。
当店の加工技術で、また着られるようになるかもしれません。
お見積もりは無料でやっております。
他店で断られたお着物を「洗いの匠」で見てもらいませんか？
